今日はお休み。
以前から、母の友達ふたりが
どうしてもお見舞いに行きたいと言っていたので
連れて行く事に。
たしかに、70代になったばあさん達が
月に一度はランチ会してたんだもんな。
そりゃ、会いたいわな。(笑)
一応、ショックを受けると困るので
(何しろ高齢者だから...)
今は意識はほぼ無い
人工呼吸器を付けているから
喋れない
少しでも、以前の面影があるうちに
会ってもらおうと思ったんで
今日、来てもらいました。
...と説明。
そして、2人を迎えに行き
病院に到着。
1人ずつ、ICUのベッドサイドに連れて行く。
『かっちゃんが来たよ。わかるかい?』
と話すと、眼球が動き始め
目が開いた。
友達の手を何度もぎゅっと握りかえしている。
『かっちゃんの事がわかるの?』
口がもごもごと動く。
え?
私だと反応しないのに? ( ̄▽ ̄;)
交代で、もうひとりの友達が入った。
『今度はえっちゃんだよ。わかるかい?』
友達の『ママ! ママ! 』の声に反応して
やはり目を開けたり、閉じたり。
手を握り返している。
最後に息子様。
イヤホンをして、スマホから美空ひばりの歌を
聞かせてみる。
しっかりと目が開いている。
焦点は定まらないようだが
息子様をじっと見ている。
なんか今日は調子が良い。
孫や友達の力はすごいな。
娘には興味がないんだな。
別に良いさ~(笑)
一昨日の事
仕事をしていると、母のいる病棟から内線あり
『呼吸状態悪くなってきたから
これから挿管するって。』
...あらまぁ~
そして仕事終わりに行ってみると
『今、CV入れてるから!』
...あらまぁ~。
担当医師から説明があり
『水頭症が一気に進んだね。
シャント手術、今月末にしようと思ってたけど
明後日にしようかと思う。』
へ?
と、びっくりしているうちに
手術当日を迎えました。
予定時間は1時間半...だけど
結局終わったのは、病棟出棟から4時間後。
まぁ想定内だけど。
手術中も考えていた。
痛い事も苦しい事も嫌いなあの人に
こんなに手術を受けさせて良いものか?
そりゃ、手術を受けなければ
そこで、全てを諦める事になるのかも
しれない。
ただ、手術を受けたところで
結果は変わるのか?
もちろん良い方に変わってほしいけど...。
きっとこれに答えが出るのは
先の話なんだと思う。
考えても仕方ないけど
考えずにはいられない。
私の選択は良かったのか?
一昨日、仕事終わりに担当のドクターから
『だいぶ脳室ドレーンからの排液が減ってきたから、今日抜いたよ。手術から2週間経って、急性期は脱したって事だね。攣縮の後遺症も、最小限だったし...今後は、水頭症が出るかが問題になるね。危険はありそうだから、もし出たら今月末に手術になるかも~』と話があった。
ふ~ん、そうなんだ。
そんなに良くなってる感じはしないけど...。
まぁ、待つしかないんだろうな。
と、思っていた翌日の昨日。
仕事をしていると、師長から内線が鳴り
『レベルが落ちてきたらしいから、今
ドクターに見てもらってるんだけど...。
わかり次第、ドクターが説明に行くから。
手が空いたらICUに行ってみて。』
あらやだ、またきたよ。(;´Д`)
とりあえず、戻って来れない事も考え
自分の仕事を終わらせていると、ドクター登場。
『水頭症が進んできたみたい。担当の先生にもすぐに連絡しておくけど、今後はそっちの手術の
話になると思います。』
はぁ~前日に手術の話は聞いておりますわ。
レベルも聞いた限りだと、昨日と変わんないような...。
まぁ仕方ない。
点滴を片付けていると、今日の担当看護師さんが
下りてきてくれて、説明してくれた。
ひとまず、すぐに行かなくても良いみたいなので
自分の仕事を終わりにしよう。
ドクターにしても、担当看護師さんにしても
すぐに飛んできてくれて
説明してくれる。
ホントに有り難い。
一般の患者さんの家族は、なかなかわからない中でモヤモヤしちゃうんだろうな。
脳外科病棟の方々に感謝だよ、マジで。
良い人達に恵まれたと思う。
私もそうなんなきゃ。
毎日、すごい雪が降ってる。
1日で8~90cm位積もったか?
今朝、バスで駅に向かった息子様は
『ワイドスクランブルの取材を受けたで!』
と、嬉しそうに電話してきた。(笑)
なんでも、笑える事があるのは
良い事だよ。
それにしても、疲れてきたな。
今日はお休みだったので
午後に病室へ行きました。
行ってみると、ちょうどリハビリ中。
担当の看護師さんから
『今日のお昼から、ご飯が再開したよ~。』
とのこと。
量はあまり食べられてないらしく
本人に
『何なら食べられるの?』と聞くと
『果物が食べたい。』
ふふふ...そう言うと思ったよ。
( ̄∀ ̄)
今日はもしかして...と思って
なんと梨を切って持ってきたのさ。
( ̄▽ ̄)v
薄く切ったひと欠片を食べると
『梨の味がする。美味しい。』
とのこと。
そりゃ~良かったよ。
せっかく、贈って頂いた梨なのに
食べられなかったらどうしようかと
思っていたのさ。
何はともあれ、食べたい物が
食べられて良かったわ。
みなさんの心遣いに感謝です。
ありがとう。
くも膜下出血後、次におこる危険があるのが
脳血管攣縮。
出血の量にもよるけど、7割程度の人は
多かれ少なかれ起こすらしい。
脳血管攣縮を起こすと、何が怖いかというと
攣縮をおこした血管の先に血流が無くなるという事。
(血管がけいれんをおこして、細くなって
血液が行かなくなるってことね。)
そうすると、一気に状態が悪くなるのね。
最悪、ここで命が無くなる事もあるって
最初の説明で聞いたわ。
これが出るのが、手術後4日~2週間の間。
4日目が過ぎた
そして1週間が過ぎた
ドクターから
『1週間過ぎたね。折り返し地点だ。
あと1週間!』
...言われた次の日
はい、来ました~。
話せなくなる、左麻痺が出る、意識レベル低下
そして、けいれん発作
いやぁ~教科書通りの血管攣縮症状。
食事をしていたなんて...
会話ができていたなんてウソのようだわ。
話しかけても、目も開けず
右手をぎゅっと握ると、軽く握り返せる程度。
ドクターに
『やっぱり出ましたね。』と言うと
『ん~8日目で出たけどね。
あと6日位(14日目)で変わると思うんだよ。』
なんだ? その予測は?
...と思った昨日の夜。(13日目)
今日は日勤の予定だった私は
夜中に感染性胃腸炎となり、当欠してしまいました。
代わりに...っと言っちゃ~なんですが
息子様が学校帰りに寄り込むと
『ジュースが飲みたいっていうからさ
やったら、コップ半分一気飲みしてたで。』
は?
喋ったの?
ジュース飲んだの?
なにそれ!
これが、ドクターの言った“変わる”なのか?
ひとまず、良かった。
一喜一憂
まさにそんな毎日だな。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
平成29年 元旦
元旦だけど、病院通いです。
術後3日目の母は、なんとまぁ~
ベッド上座位になり、普通のご飯を
食べていました。
もちろん、こぼすしムセるし...
いつもとは違うけど、でも食べられる事に
びっくり。
会話もどんどん長い文章になってきて
普段通りに近い。
『〇〇さん、顔を出さないから
心配してると思うよ。
よろしく言っておいて。』
まぁ...よろしく言っておくけど(笑)
そして、明日からとうとう急変の
危険が上がる4日目に突入。
無事に過ぎて欲しい。
私も明日から日勤になります。
ある意味、いちばん近くにいるわ。(笑)
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