私曰く…

高崎のえびす講に合わせ
今年も高校生販売甲子園が開催されました。

これは、出場する各チームが資金6万円の範囲内で商品を企画、仕入れ・販売方法などを創意工夫し販売活動を行い優勝を競い合う企画なのです。

息子様の高校では、生徒会で参加していた為
生徒会の副会長になっていた息子様は去年
開催の数ヶ月前から、準備で毎日帰りが遅くなっていた事を思い出すわ～。

そんな、販売甲子園を楽しみにしていた母は
『２日間、両方とも絶対に見に行く！』
と言い張り、私に運転をさせ
参加したのでした。
ちょっと出かけただけで
すぐに疲れた～って文句を言う人が
よくもまぁ～高崎まで連日行ったこと！

学校のゆるキャラになってる息子様と
写真を撮り、息子様の高校のブースに
何度も並んで商品を買って応募券をもらい
投票をしていた事を思い出します。

これが、母が参加した大好きな孫の行事の
最後になりました。

この時に撮った写真が、今や
身体障害者手帳の写真となり
病室に写真立てに入って飾ってあります。

そんな事もあり
今年も行ってみました。

最後の思い出を辿りながら
歩いていると、１年経った事が
なんか信じられない感じ。
早かったなぁ～
生活は180度変わっちゃったけど
時間は過ぎて行くんだなぁ。

帰りに病院に寄り
『今年も販売甲子園に行ってきたよ。
覚えているかい？』
と、声を掛けたけど返事はない。（笑）

ホントにさ
１年後にこんなになってるなんて
誰が想像した？
人生何が待ち構えているかわかんないんだよね。
みなさん、今を大事に生きてくださいね。
去年はと同じ明日は無いかもしれないんだから。

今日は祖父の命日
覚えやすい日だからっていうのもあるけど
寝たきりで往診を受けながら療養していた祖父が
朝、家のベッドで亡くなっていたという事が
忘れられない日にしているんだと思う。

祖父は脳内出血後で片麻痺があった。
その後、寝たきりになり前立腺癌で
膀胱留置カテーテルを入れていた。
毎日、祖母が鍋で煮沸した器具で
膀胱洗浄をしていた事を覚えている。

あの日の朝、学校に向かって歩いていると
車で来た母が
(別に住んでいたんだよな～。)
『おじいさんが死んだから今から家行く。
学校に行って休むって言ってから、家に帰ってきて。』
よ～く考えるとおかしいな。（笑）

家から学校までは歩いて約40分
途中で会っているから、どう考えても
家に戻れるまでは、１時間かかるじゃん。（笑）

そんなこんなで、家に帰ると
すでにバタバタしてたような気がする。
祖母の話だと、私を学校に出し
ご飯の支度をして、じいさんを起こしに行ったら
動かなくって...死んでたんだよって。

お通夜とお葬式の時は、すごい積雪だった事を
思い出す。
雪の中を歩いたもん。

祖母は祖父の介護を10年以上やっていた。
福祉優良家庭とかで、町から表彰されてたな。

その後、祖母は認知症になり
私と母で祖母の介護を13年した。

そして、今度は母の介護だ。
春になったら在宅介護をしようかな。

うん、そうしよう。