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2017年3月

2017年3月22日 (水)

上向き

三日前のこと...仕事終わりにICUに行くと
準夜の看護師さんから
『なんか、すごく良いんですよ。
ぱっちり目も開けるし
目に力も出てきてるし
それに、追視もします。
手も自分で顔くらいまで上げます!』

え?
いきなり?
だって、昨日来た時はⅢ-200だで !?

ベッドサイドに行って
肩を叩いてみると、私に視線を向け
じっと見ている。
『わかる? 手を握ってみて。』と言って
私が手を握ると、握り返している。
...これは、反射か?
ホントにわかっているのか?

まぁなんでも良いわ。
とりあえず、入れ歯を入れて
眼鏡をかけてみる。

あらま、あなた
そういえばこんな顔だったわね。(笑)

次の日に、連日準夜の看護師さんから
『あの後、家族が来てくれたのわかる?
って聞いたら、うんって頷いたんですよ。
すごいですね!』

いつまで続くかわかんないけど
良い兆しだな。
今のうちに、御見舞い隊を送り込むか(笑)

2017年3月 7日 (火)

手術が終わった

昨日、4度目の手術が終わった。
今回の手術は、右側に入れたV-Pシャントを
除去して、左側の前頭にドレナージ。

結果をいうと、良くなった感じは無い。

主治医の説明は
・右のシャントは途中で引っかかること無く抜けた。
・シャントチューブ内に何か異常があって
脳脊髄液が流れにくくなっていると
思ったのだが、チューブに何ら問題は無かった。
・今回は左側にチューブをいれて
ドレナージをしている。
・しかし、脳自体が脳脊髄液を出す力がない。
普通の人の1/4~半分程度の力しか働いていない。
・出てくる脳脊髄液は全く問題ない。
・脳室は拡大していて水頭症であることは確か。
しかし、水頭症でこんな意識障害は出ないはず。
・脳の中で何かが起こっているのかもしれないが
CTからは異常はみられない。
追ってまた、MRIも撮って確認する。

そして、最後に
『気管切開をするのは、やっぱり望まない?
胃ろうはどうする?』
これに関しては、すべてお断りした。

経過観察

自然な流れにまかせようと思う。

2017年3月 5日 (日)

一難去ってまた一難...そしてまた

先日のこと
患者さんのCT撮影をレントゲン室で
待っていると、母の主治医が廊下を通った。

軽く会釈をすると、中に入ってきて
開口一番
『水が抜けてこないんだよ。
後頭部は良いんだけど
脳室が小さくならないんだよね。
なんで、やっぱり
シャントを入れ替えないとダメだね。
月曜日にオンコールでやろうと思うけど。』

へ?
また?

その日の夜に、改めて病状説明。

くも膜下出血のオペ後は、麻痺もなく
ご飯を食べられるまでに回復した。
その後の、脳血管攣縮で脳梗塞が起きたが
小さいものだった。
被害としても、最小限。
しかし、その後の水頭症の進み方が
かなり早かった。
本当なら、術後1ヶ月位経って
髄液が透明になってから
手術をするべきだが、一気に意識レベルが
悪くなってきたんで
3週間弱で手術になった。
髄液が透明になってないってことは
髄液の中にタンパク質があるってこと。
このタンパク質がシャントの中に付着して
しまうと、シャントがダメになる。

いつまでも、このダメなシャントに頼っていても
仕方ないんで、これを抜いて
別の場所にシャントを入れて
そこから、外に向かって髄液を引こうと思う。

3週間位は、その状態で様子をみる
で、脳室が小さくなった事を確認して
またシャントを作れば良いと思う。

ここまで聞いても、少し迷いがあった。
もう良いんじゃないか?
これ以上、本人が望むか?

どうしようか考えている時に、主治医が
『もう何週間もお母さんの元気な顔を
見てないから...また元気になってもらいたい。』

その言葉に賭けよう。
明日の午前中にオペ。
私は日勤なので、内線で呼ばれることになる。
せめて、JCSで2桁になれば良い。
声を掛けたら、目を開けられれば良い。

この手術が上手く行けば
再度シャントをつくる手術がある。
もし、効果がなければ手術はこれで最後。

まだ来ていない事に怯えても仕方ない。
先の事は誰にもわからない。
脳疾患にはミラクルがあるから
ミラクルを信じよう。

2017年3月 1日 (水)

一般病室へ

朝、母のいる病棟の看護師さんから
『一般病室に移ろうと思うんだけど良い?』
と、話があった。

刺激の少ないICUより
一般の病室に移って、どんどん刺激してやろうと思うんだよね~。
それに、ICUじゃないから
楽に入れるし、個室だからお見舞いに来るのにも
楽でしょ~
と、話された。

だいぶ気遣いしてもらってると思う。
しかも、個室料金もいらないと言われた。

手術後、状態に変化はない。

でも、一般病棟に出られた。
それだけで良い。

みなさんに支えてもらっている。
本当にありがとう。

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