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2017年3月 5日 (日)

一難去ってまた一難...そしてまた

先日のこと
患者さんのCT撮影をレントゲン室で
待っていると、母の主治医が廊下を通った。

軽く会釈をすると、中に入ってきて
開口一番
『水が抜けてこないんだよ。
後頭部は良いんだけど
脳室が小さくならないんだよね。
なんで、やっぱり
シャントを入れ替えないとダメだね。
月曜日にオンコールでやろうと思うけど。』

へ?
また?

その日の夜に、改めて病状説明。

くも膜下出血のオペ後は、麻痺もなく
ご飯を食べられるまでに回復した。
その後の、脳血管攣縮で脳梗塞が起きたが
小さいものだった。
被害としても、最小限。
しかし、その後の水頭症の進み方が
かなり早かった。
本当なら、術後1ヶ月位経って
髄液が透明になってから
手術をするべきだが、一気に意識レベルが
悪くなってきたんで
3週間弱で手術になった。
髄液が透明になってないってことは
髄液の中にタンパク質があるってこと。
このタンパク質がシャントの中に付着して
しまうと、シャントがダメになる。

いつまでも、このダメなシャントに頼っていても
仕方ないんで、これを抜いて
別の場所にシャントを入れて
そこから、外に向かって髄液を引こうと思う。

3週間位は、その状態で様子をみる
で、脳室が小さくなった事を確認して
またシャントを作れば良いと思う。

ここまで聞いても、少し迷いがあった。
もう良いんじゃないか?
これ以上、本人が望むか?

どうしようか考えている時に、主治医が
『もう何週間もお母さんの元気な顔を
見てないから...また元気になってもらいたい。』

その言葉に賭けよう。
明日の午前中にオペ。
私は日勤なので、内線で呼ばれることになる。
せめて、JCSで2桁になれば良い。
声を掛けたら、目を開けられれば良い。

この手術が上手く行けば
再度シャントをつくる手術がある。
もし、効果がなければ手術はこれで最後。

まだ来ていない事に怯えても仕方ない。
先の事は誰にもわからない。
脳疾患にはミラクルがあるから
ミラクルを信じよう。

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